雑魚エンジニアが脱サラを目指して迷走するブログ

頭が良く、絵心があり、驕らず、創造性豊かで、お金持ち。そういう人に私はなりてゃい。

もうひと頑張りしたい時に効く邦楽ロック3選ほか

疲れたー。でも明日から頑張らなくちゃ!

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 疲れたけど、それでも明日から頑張らなくちゃ!!そういう時に俺が真っ先に聞くのは笑えれば。漢の曲である。トータス松本のパワフルな声で、繰り返し「とにかく笑えれば」というフレーズを聞けば自然とエネルギーが湧いてくること間違いなし。とにかく直線的で熱く、それでいて優しい曲だ。俺はコイツを聞くと大声で歌いたくなってしまって、土日であれば徒歩5分のカラオケ屋に駆け込むことも・・・。

ウルフルズは全体的にエネルギーが湧く曲が多い。この他にもサムライソウル暴れ出すがおすすめだ。どちらもアツい、漢の曲である。はてさて、女性にもこの感覚は伝わるんだろうか・・・。

 

あーもうダメ、ユルくいこうぜ。。。

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 ちょっともう頑張るのは無理。。。ひとまずクールダウン。そんなときに聞きたい曲がイージューライダー奥田民生のユルくも説得力のある声に、気の抜けたフレーズ。なにお前頑張っちゃってんの。ちょっと気ぃ抜けや。大したことねーじゃん。そんな風に言われているような気がしてくる。ちなみに俺はこれを聞いていると、バイクで田舎の下道を5,60km/hくらいでゆるーく流して乗りたい気分になる。

奥田民生はこんな感じのゆったりとした曲が多い。個人的にもう1つ好きなのは、かつて彼が所属していたユニコーンというバンドで、解散直前に出した曲であるすばらしい日々。こちらはもう、どうしようもなく疲れてしまったときに、寝ころびながらボーっと聞くのがオススメだ。

 

エネルギー全開!フルスロットル!!!!

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 既にアクセルは踏んでるけど、一気に蹴ってブチかましたくなった時に聞く曲が甲本ヒロトは好き嫌いの別れそうなシンガーではある。しかし彼の粗削りな声から繰り出される「あれもしたい!これもしたい!もっともっとしたい!」は、まさにエネルギーが満ち溢れているときの心の叫びに等しい。ちなみに、昔やっていたスリーピースというドラマの主題歌でもある。

甲本ヒロト真島昌利の二人組は、時々バンドを変えながら今でも活躍中で、現在はクロマニヨンズというグループに所属している。この曲は二人がまだブルーハーツにいたときの曲だ。リンダリンダなんかが有名だろう。彼らの曲はどれもパワフルで、聞いていて爽快だ。個人的に、休日明けで会社に行きたくない時は、日曜日よりの使者という曲がオススメだ。

 

どれもソウルフルなロックシンガーが歌う曲を選んでみた。エネルギーが欲しい時、燃え尽きた時、これから燃え尽きたい時。試しにこの名曲たちを流してみてはいかがだろうか。

SIer就職をオススメする理由としない理由

 前提として、元請け企業かそれに準ずる会社への就職とする。下請けをメインとする中小企業はお勧めしない。それは俺の勤めている会社に常駐している方々を見ていて、絶対にお勧めしないと言い切れるからだ。元請け企業も人不足であり、トップ企業を除いて入社難易度は低い(何より俺が入れたというのが証拠)。

 

オススメする理由

 SIerというとブラックなイメージを持たれがちだが、個人的には結構良い面もあると思う。まずは列挙していきたい。

 

・ITスキルが身に付く(運もある)

・長期タスク・時間管理能力が身に付く

・論理的なコミュニケーション能力が身に付く

・一般業務スキルが幅広く身に付く

 

SEはプログラミングが出来ないとか、Excel管理してるだけだとか、悪い面ばかりに着目されがちな気がするけれど、なんだかんだ最低限のITスキルを始めとして、幅広いスキルが身に付く仕事だと思う。

ITスキルという面では、中小規模の会社は別かもしれないが、それなりに大きい会社となれば、研修は月単位でガッツリやってくれるところが多く、アプリケーション~インフラの設計・実装までを浅く広く身に着けることができる。特に情報専攻をしていない人には物凄く役立つこと間違いなし。

またタスク・時間管理はどの職業でも必要となるが、ことSEにおいては数カ月~1年単位のタスクが同時並行で進むため、コスト感覚も含めてみっちり鍛えられる(鍛えないと死ぬ)。俺はADHD傾向も相まって、そういう面に関して下の下レベルの人間であったが、何とか人並みに時間意識を持てるようになってきた。

そして、システムの構築に当たっては、どういうものを作るのかという仕様を固めないといけない。そのために顧客とSEとの間で明確な意思疎通が必要だし、メンバー間での正確な情報の共有が必要不可欠である。そういう場面においては、論理的なコミュニケーションが出来ないとお話にならない。俺は生粋のバカ故に、まともなコミュニケーションが取れず、以前であれば先輩方から白い目で見られていた。しかし現在では後輩曰く説明がめっちゃ上手いらしいので、ひいき目に見ても人並みになりつつあるんだと思う。

まあこういった具合に、どんな職種でも必要となる一般業務スキル的なものを、やや高レベルで習得でき、かつITスキルも付いてくるという、なかなかお得な職場だと思っている。

 

オススメしない理由

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 さて、序盤でいいことを書き連ねてきたが、もちろん、、、もちろん!!!オススメしない理由も盛り沢山だ!!!まず書き連ねて行こう

 

長時間労働は当たり前(サビ残も普通)

マルチタスクで消耗する

・(上手くやるには)求められるスペックが高い

・ITスキルが身に付くかは運次第

・実装をする機会はあまりない

 

まず言わせてもらうと、SIerというのは基本的にブラック体質だということだ。俺がいる会社は、会社の口コミサイトでSIerとしてはそれなりの評価数と評価点を兼ね備えた、定義上の大企業だが、学生時代の友人たちと話す限りブラックと言って差し支えない。

先ず何より、長時間労働は当たり前である。22時帰り?至って普通。時には休日出勤も発生する。年次が上がれば上がるほど過酷さが増すかもしれない。商売なので、SIという仕事でもコストパフォーマンス(利益率)は最も重要視されるポイントの一つだ。しかしここに罠がある。

一般的なモノを売る商売であれば、概ね金額の決まった材料なり仕入れる製品なりがあって、それを概ね想定通りの手数をかけて出荷・納品することで、概ね予想通りの利益を上げることができる。しかしシステムを作るという仕事の原価(材料費)は何か?人間(SE、PG)の労働力である。納品する対象である設計書やプログラムは人間がパソコンに向かってカタカタやることによって作られるからだ。

しかし設計書にしてもプログラムにしても、最終的にどれだけ労働力が掛かるかは、終わってみなければわからない。お客さんからの要望が増えたり、単純に思ったよりも手数がかかったり、作ってみたら整合性が取れずに作り直したり・・・。しかし、最初に見積った工数と金額は絶対なので、予定よりも遥かに工数と金額が掛かろうとも、それが変わることは無い。ではどうやって帳尻を合わせるか?サビ残である。

こういったことも踏まえて、予定通りに事を進めるには、個人としてかなりのスペックを要するが、先輩方を見ても上手くやれている人は少数である(見かけ上は上手くやっていても、休日出勤やサビ残だらけ)。

そして実装能力を含めたITスキルが身に付くかは運次第だ。プログラミングや実際のネットワーク構築作業に当たっては、設計だけを自分達で行い、あとは下請け企業やオフショアに投げることが多い。ただし難しい部分など、社内にスペシャリストがいたりすると、(十分な利益が回収できるのであれば)自社で実装まで請け負うこともあるが、これは運次第。

俺はスペシャリストではないが、年次が低くて単価が安いということもあり、追加オプションや、設計書ありきでの実装が行いづらい部分などのPG・ネットワーク分野をしばしば担当している。これには先輩たちの仕事を嗅ぎまわるという、ある程度の努力と運が必要だ。

 

会社の選び方

 冒頭にも書いたが、下請けメインの会社は避けた方がいい。俺の会社に10年以上常駐している人も沢山いる。いい方は悪いが、それに見合ったスキルが身についているとは到底思えないのだ。某企業の某システムのPGしかやったことが無いとか、1言語のプログラミングとSQL以外にITスキルが無いとか、EXCEL設計書作成とテストしかやったことが無いとか。それが仮に自分だとして、例えば会社がつぶれた時、どうなるだろうか?想像したくもないだろう。

よって、出来る限り元請け企業を目指した方がいい。多くは定義上の大企業が対象となるだろうが、中には中小企業でも、コツコツと差別化を図り、独立してお客さんをサポートしているような会社もあるので、そういう会社を目指すのもいいだろう。むしろそういった企業の方が、企画・要件定義~実装までの全体的なスキルを身に着けやすいかもしれない。大企業の利点としては、研修や福利厚生が手厚いことと、そこそこの給与が見込めることだ。

さていかがだろうか。一長一短ある仕事かなと思う。今回はSIerに限った話であるが、IT業界にはもう一つ、Web系という選択肢もある。Webサイト、サービスを構築したりする会社だ。IT業界へ求職を希望していて、SIerしか見ていない人は、Web系にも一度は目を向けた方がいいだろう。最近の傾向としては、Webの方が人気はある。作るものはオシャレだし、服装もラフ(Webは私服である。SIerはカッチリスーツ)で、SIerほど労働環境も悪くない(らしい)。

ちなみに、データサイエンティストなんて選択肢もある。現在は母数が少ないので多少スキルが低くても、ある程度の報酬が見込めるんじゃないだろうか。時間があり、プログラミング初心者ならば、こういうサイト で学んでみるのもいいかもしれない。ちなみに、普通のIT系の参考書は、平均的に専門的なものを買えば軽く2000円を超える。

どこがいいかは自分でよく考えた方がいいだろう。お前はどうだって?受かるかはわからないが、近いうちにWeb企業へ転職するつもりだ。転職理由は、単なるITに対する趣向の違いである。前半で述べたように、SIerにはいい面も沢山ある。普通のサラリーマンを経験できたし、就職当時の俺では狙えない会社へも手が出せるようになった。個人的には就職してよかったかなと思うし、感謝している。SIerではまだ学びたいことがあるので、もう少々お世話になろうと思う。

ホワイトボードとOffice Lensの組み合わせは最強だった

ホワイトボードのすごさ

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 とにかもかくにも、ホワイトボードってやつはメチャクチャ便利だ。俺の汚い太ももが写っちゃってるけど、こんな風にチャチャっと図を描くことができる。上の図は俺が今遊びで作っているアプリの超絶概要図だ。例えばこういうのもボールペンで紙に書こうすると、なんかちょっとミスったり、書き直したくなったりするもんだ。しかもノートには罫線があって見にくい。しかしホワイトボードならば、まっさらな面に書くことができるし、「消す」という動作に対するハードルが物凄く低く、書き味も滑らか。とにかくストレスが少ない。

IT系のエンジニアをやっていたり、企画系の職種に就いている人は既におなじみかもしれない。しかし、個人用のミニホワイトボードというのはあまり使ったことがないんじゃないだろうか。最近俺は、自宅でも職場でもミニホワイトボードを大活用している。俺は頭が悪いから口で説明するのが下手糞だ。最近は後輩を指導しているのだけれど、しばしば何言ってんのコイツって顔で見られてしまう。そういう時に図解で説明するのに、ホワイトボードが大変役立っている(ちなみに写真のボードはホームセンターで500円以下)。

 

OfficeLensとかいうマジックアイテム

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 OfficeLensというアプリをご存じだろうか。スマホに入れたOfficeLensを起動して、四隅のある面を撮影すると、それが斜め右からだろうと左からだろうと、真上から映したかのように補正してくれるのだ。前の章で、俺の美脚が移り込んでいる写真を載せているが、あの角度からOfficeLensで撮影すると、内容は違うが、ホワイトボードの四隅を取得し、こんな感じの平面写真(プログラムカウンタとスタックポインタについて勉強していた時のやつ。突っ込みどころは満載)が出来上がる。これはもちろんホワイトボードのみならず、普通の書類やチラシなども補正することができる。この写真通り、かなり精度が高い上、PDFにも出力することができる。本気でおすすめのアプリである。

 

ホワイトボードとOfficeLensの合わせ技

 俺は仕事柄、システムやらインフラの設計を担当するのだが、そういう場合は大抵、設計図というものを作る。プログラム開発やインフラ構築の流れは、基本的には設計開始→設計図作成→設計図を元に開発・実装と進むからだ。

しかし、オプションの開発やプロトタイプ先行型の開発では、口頭仕様→設計しながら開発・実装→後で設計図作成というパターンも少なくない。こういった場合でも、上司や先輩に概ねどういった仕様・設計になるか報告しなくてはならないし、小規模ならともかく、例えば4桁行くらいのプログラムを作成するとなると、さすがに何も書かずに進めるわけにはいかない。

以前であれば、Excelに図を作って文字を張りつけて・・・とかやっていたのだが、いかんせん時間がかかる。そこで最近はホワイトボードを使って図解を何枚分か描き、それをPDF出力して共有するようにしている。ホワイトボードの特性上、何度でも書き直せるし、作成も速いので重宝している。

 

どうだろうか。ホワイトボード自体が、単純なタスクの洗い出しはもちろん、煮詰まったときの思考整理に滅茶苦茶役立つ。ホームセンターでも500円以下で手に入るので、騙されたと思って買ってみるといいだろう。OfficeLensはもちろん無料だ。

 

追記:

ホワイトボードを買うと、大抵は付属品で中字のペンが付いてくる。会議室で使うような大きいボードならこれでいいのだが、ミニタイプだと太すぎる。恐らく同じ売り場に、100円以下で細字のペンが売っているので、これを合わせて買った方がいい。プラスして、ボードクリーナの購入も勧めたい。こちらは大体300円以下である。

プログラマーの趣味にバイクをお勧めする理由

プログラマーはネクラか

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 プログラマーオタッキーなイメージを持たれることが多いけれど、全くそんなことは無いと思う。むしろ明るく活発な人が多いと感じている。最近はちょこちょこと勉強会にも顔を出すのだけれど、登壇される方や鋭い質問をされる方は、どちらかというとハキハキと喋り、所謂さわやか系な人が多い気がする。そして、優秀な技術者ほどブログや登壇などで積極的に情報発信を行っている。

身近なところでは、プログラマーでは無いけれど、俺の直属の先輩がいい例だ。社内屈指のインフラ技術者であり、いわゆる技術オタクで、勉強会での登壇も行っているが、登山やバイクを趣味としていて、大の女好きという、かなりハッチャけたお方である。

そこで俺はプログラマーに、スリリングかつ爽快な、バイクという乗り物をおすすめしてみようと思った。普段室内に籠りがちなので、良い気分転換にもなると思うし、実は結構合っているんじゃないかと思う。

 

バイク乗りとプログラマーの哲学

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 よく言われるのは、優秀なプログラマほど怠惰であるということである。もちろん、さきほど話したネクラと怠惰は異なるもの。怠惰とはめんどくさがりのことである。怠惰であるが故に、作業で如何に楽をするか、高速で終わらせるかに心血を注ぐのだ。そして限られた時間の中でどれだけ優れたものを作れるかというスリルを楽しむ。もちろん新しい技術や未収得の分野に興味を持ち続ける好奇心と、プログラミングによって何かを生み出す創造性を欠かさな愛。プログラマ(完全体)とはそういう人種である。

さてバイク乗り。これはプログラマーの哲学に一致する。二輪自動車は速くてスマートな乗り物である。信号が青となると同時に乗用車の群れをブッチぎるのがライダーとしてのプライド。車体は小回りが効き、瞬時の判断で行き先を変更できる。これはご想像にお任せするが、何かとショートカットもできる。渋滞というあまりに非効率な状況にイライラすることはない。エンジンをかき鳴らし、峠を爆速で飛び越え、直に見る目まぐるしい景色の移り変わりに、アドレナリンを噴出させる。そして・・・歩く必要も漕ぐ必要もない。

 

趣味ならMT車がおすすめ

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 バイクには大きく分けて二種類ある。マニュアル(MT)車とオートマティック(AT)車だ。単純な移動目的ならAT車、すなわちスクーターでもいいかもしれないが、趣味とするならMT車が断然オススメだ。スクーターはあまり車体を倒せないし、何よりただアクセルを捻るだけで面白くない。それに対してMT車クラッチ・ギア・アクセルの操作によって運転技術に明確な差が出るし、どれだけ上手く操作できるかという、それ自体が楽しみになってくる。燃費はともかく性能面や見た目でもMT車には個性があり、自分のこだわりに合わせて車種を選ぶことができる。

 

ちなみに俺は

 400CCのクラシック&スポーツタイプのバイクに乗っている。今度写真を載せたいと思う。中古で買った20年前のバイクだが、ほとんど錆もなく、エンジンも快調。乗り出し価格で26万円だった。その前に乗っていたのが250CCのアメリカンで、こちらも20年前のバイク。乗り出し価格10万で2年も乗っていた。

特にこだわりが無ければ、中古15万以内で乗り出すことができる。特に250CCならば車検もなくて安い。ちなみに、昔の車種の方がデザインも粗削りで妙なこだわりがある上、エンジンの出力も高い事が多い(排ガス規制前のもの)ので、そこらへんから色々探してみるのもオススメだ。バイクの車種について全く知らない人は、バイクブロスGooBikeあたりで適当に探してみるのも面白いだろう。

初心者がPCキッティングで気を付けるべきこと

PCキッティングとは

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 PCキッティングとは、お客さんが使うPCをセッティングするお仕事。PC入れ替えのお手伝いである。うちの会社で今回300台のキッティングを受注して、俺がメインで担当していたけれど、、、ホントに、ホントウに酷い目に会った。うちはキッティングを生業とする会社ではないので、ノウハウが足りなかったことも原因の一つだ。今回はその教訓についてお話ししていきたいと思う。キッティングはIT企業や社内SEの方がやる場合が多いと思うけれど、中小企業などでは、総務の人がやったりする可能性もあるから、全般的に役に立つ部分かなと思う。

 

クローン用ソフトを信用してはいけない

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 クローンには専用のソフトを利用することが多いと思う。ウチも実績は少ないものの、請け負う場合は外国製の某ソフトを利用している。このソフトを使うと、マスタPCから作成したイメージファイル(マスタPCの中で動いているWindowsと、その上で動いているソフトなんかを抜き出したファイル)を、LAN線越しに沢山つないだPCへ一斉配信・インストールしていくことができる。

実は以前にも100台ほどのキッティングを担当したことがあり、大変ではあったものの、今回苦しめられた某ソフトで納期通りに問題なく出荷することができていた。だからあまり心配していなかったのだけれども、、、今回はそれが全然上手くいかない!!俺の設定が悪いんじゃないかと色々いじったり、製品のサポートセンターに助けを求めたものの、全然解決しない。謎のエラーで落ちる!

結果、最終的な原因はソフト側の内部エラー。何度もサポートセンターとやり取りするうちに、「弊社で確認されている修正中のバグです」とのお答えを白状して頂き、無事かいけ・・・お亡くなりになりました。かなり年上の先輩にお話を伺ったところ、以前にもそういうことがあったとのこと。クローンソフトは信用しない方がよい。

 

個別設定は避けろ!やるならプログラムを組もう

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 外部からの委託でも、社内での内部的な仕事でも、個々のPC設定が発生するものだ。PCを使う人の数だけ設定がある。PC名やネットワークの設定などで、一台一台何項目にもわたって個別にアルファベットや数字を入力する必要が生じたりする。こんなもの1台ずつ設定していたら、そりゃ絶対にミスが生まれるし、時間も食うし、ストレスも半端じゃない。特に納期がキツかったりすると更にヤバい。なので、出来るだけ個別設定は請け負わず、使用者の方に手順書を渡してやってもらったほうがよい。特に、後述するプログラムですら自動化できない部分は尚更避けた方がよい。

やってもらうのが無理ならば、プログラムを組んで自動化すべし。具体的な実装プログラムは今度記事にしたいと思うけれど、Windowsでやる場合の簡単な流れだけを説明しておこう。個別の設定情報はExcelで管理、使用するプログラミング言語は.NETを前提とすると、

Excelから一意キー(名前、管理番号など)で行検索

②対象行のネットワーク、システム設定などをDOSコマンドに渡して実行

するようなプログラムを組むのが一番簡単だ。①にはNPOIというライブラリ、②は標準でここで説明しているようなライブラリがある。なお、この方法で制御できるのは、.NETやDOSコマンドで操作できる部分だけ。社内で独自導入しているソフトの設定などは、できないと思っておいた方がよい。プログラムに関しては、ひな形を早めに作っておいて、キッティングが始まったらすぐに使えるようにしておこう。

 

キッティングの請け負いは避けた方がいい

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 社内にしても、外部からの要望であっても、キッティングは専門業者に投げた方がいい!単純なようだけれど、効率化・快適化のためには設備が必要だし、慣れやノウハウで正確性・作業速度が全く違う。単純なので見積もりを甘くされがちだけれど、やってみると物凄く大変!その労力に対して利益率も低い!ホントに不味い仕事である。できるだけ避けた方がよい。

請け負ってしまった場合は、クローンソフトの動作確認と、設定自動化用プログラムの準備を早い段階で済ませておこう。そのためにハードの入荷や個別設定情報の入手はできるだけ早い方がいい。そして検証時間・クローン障害時間を含めたバッファのある納期、工数を見積ろう。

 

おわり

 

Rasberry Piは格安自宅サーバーになる

24時間自動化にはサーバーが必要

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 ある時間になったら勝手にメール送るとか、どこかのサイトからデータを引っこ抜いてくるとか、そういうことがやりたくなったら「サーバー」というものが必要になってくる。俺はノマドで物販をやっている友達の自宅に、今回紹介するRasberry Piでサーバーを立てている。まだ実用化していないけれど、商品を買ってくれたお客さんに自動でフォローメールを出すような仕組みを構築する予定だ。もちろん、それ以外にも色々な用途を考えている。友達がお金持ちになったら、俺もピンハネするつもりだ。

 

サーバーってなあに~

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サーバーというのはコンピューターの一つだ。普段使っているパソコンも勿論コンピューターの一つ。だからほとんど中身は変わらない。違うのは用途。パソコンはパーソナルコンピュータの略だから、個人が使うためのコンピューター。それに対してサーバーは、色々な人が共同で使ったり、アクセスする、常時動いているコンピューターだと思って貰えばいいだろう。ブログをやっている人であれば、WordPressという名前を聞いたことがある人もいるだろう。WordPressを24時間運用して、色々な人にアクセスしてもらうにはサーバーが必要だよね。

 

Rasberry Pi ってなあに~

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上の写真に写っているのがRasberry Pi(以降ラズパイ)だ。これでも小さなコンピューター。ここを見てもらうと分かるが、本体は大体Amazonで税込み6500くらいである。しかし侮るなかれ。モニターがあれば普通のパソコンのように、ブラウザを介してインターネットを見ることもできるし、メールも送ることができる。簡単な用途であれば、サーバーとして使うにも十分だ。見た目の貧弱さからは感じられないが、コンピュータ―として基本的なことができるぐらいのスペックは十分に備えている。冒頭で述べたように、決まった時間にメールを送るとか、どこかのサイトからデータを抜いてきてデータベースに保存するとか、そんなことはスペック的には朝飯前である。

 

Rasberry Pi は Windowsじゃない

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 ラズパイで動くOSは、皆が使っているWindowsMacじゃない。簡単に言うと、LinuxというOSの一種であるRaspbianというヤツだ。だから少し取っつきづらいかもしれない(どちらかというとWindowsよりもMacに近い)。そして、コンセントに差してすぐに使えるようになるわけでもない。Linuxをラズパイにインストールする必要がある。しかしそれを含めても、触れる価値があるのだ。Linuxにはいろいろな種類があるけれど、すべて含めれば世界中のサーバーOSの実に3/4がLinuxだったりする。皆さんが今後Web上で借りるかもしれないレンタルサーバー というやつも裏はほとんどがLinuxだろう。だから慣れておくと後々役に立つかもしれない。

 

Rasberry Piを扱うには

 LinuxもといRaspbianをインストールさえすれば、普通のパソコンのように使うことができる。ラズパイはギーク界隈では非常に有名なシロモノだから、やり方はネット上にたくさん転がっている。興味が湧いたなら、ひとまずググってみると面白い。そのうちに、このブログでもインストール方法や基本的な設定方法、使えるプログラムを掲載していく予定だ。

ちなみに、実際の使用に当たっては、別途に①モニター、②マイクロUSBケーブル(2.4Aが望ましい)、③USB充電アダプタ(2.4Aが望ましい)、④HDMIケーブル、⑤キーボード、⑥マウス、⑦microSD(8GB以上)が必要だ。まともに揃えると3万くらい飛ぶかもしれない。運が良ければ全て自宅にあるもので代用可能だ。①④テレビ、②③androidの充電器、⑤⑥デスクトップPCに付属 で代用できる。サーバーとして使うなら、設定さえ終えてしまえば、①④⑤⑥は必要なくなる

標準でビジュアルプログラミングツールであるスクラッチも搭載されているため、最近ではプログラミング教育でもよく使われているらしい。お子さんが居る方は、専用のPCとして与えて、一緒に遊んでみるのも楽しいかもしれない。俺に息子がいたらそうしたい!

 

以上

 

やりたくない仕事を頑張るとやりたい仕事が逃げていく

ちょっと張り切りすぎた

 俺は今の会社を辞めたいと思っている。昔からやりたい分野があるし、将来的に独立したい。そのためには別の場所へ行った方がいい。この気持ちは変わらない。だけど欲張りだから、辞める前に今の会社で学べることは学べるだけ学んでおきたいと思った。その結果、仕事を貰いすぎた・・・。勿論、色々な先輩方から、あれをやってくれ、これをやってくれと頼まれたのは事実だ。ちょっとヤバい気がしていた。直感は結構正しいもので、断ればよかったと思う。

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大してやりたくもない仕事も請け負った

 とにかく手広く色々やってみて、得手不得手はともかく経験だけはしておきたいという思いから、これはやりたくないなあって仕事も、後に経験として役立ちそうだなと思って請け負った。これが失敗だった。いざ面白そうな仕事が降ってきたとき、やる余裕が無かったのだ。俺は今、大きく分けて5つくらい中期タスクを請け負っているのだけど、そのうち2つはあまり興味のない仕事でありながら、物凄く手を取られている。残りの3つは(ウチがやる中では)喉から手が出るほどやりたい仕事だが、前者2つの対応に忙しく、このままだと最悪手放さるを得ない。皮肉なものである。

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やる仕事を厳選する

 仕事がきつくない時は、興味が無くても手を出してみるのはありだろう。しかし、ある程度タスクがあるときに、やりたくないものを請け負うと、それが思っている以上に負担になって痛い目を見る。今回俺はそれを物凄く学んだ。12月までは、とにかく仕事が目白押しだ・・・。何とか耐えて、以降は余裕をもって、やりたい仕事を優先的にやるように心がけたい。

1つよかったのは、色々な仕事に頭を突っ込んだことで、色々な先輩社員と関わることになり、結果的に貰える仕事の幅が増えてきたことだ。俺のプログラミングやインフラ技術に対する熱意が伝わったらしく、色々な仕事を持ってきてくれるようになった。今の苦しみから解放された後は、ひとまず色々なところに足の小指の先あたりだけを突っ込んでおいて、面白そうな仕事をホイッと貰うようにしたい。そして、やりたくない仕事は出来る限り断るようにしたい。

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おわり